様々な目の症状の鍼
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目の鍼灸のツボ「風池(ふうち)」の紹介
皆様こんにちは高野鍼灸リラクセーション院長の高野義道です。
今日はですね、柳谷素霊先生というすごい先生が昔いらっしゃったんですが、その先生が書かれました秘宝一本鍼伝書という本があります。
それをですね、ちょっとを再現していきたいと思っております。
本日はですね、眼疾一切の鍼と言いまして、目の全般に効果のあるとされている鍼。これを紹介していきたいと思います。
まぁ実際使うツボは風池なんですけども、柳谷素霊先生の秘宝一本鍼伝書の風池はちょっと違う場所にあります。
これが耳ですね、乳様突起がありましてこちらに胸鎖乳突筋がありまして、この乳様突起のちょっと後ろ側にこういう三角形をした突起みたいなのがあるんですけれども、ここのちょっと下の付近から針を刺入していくということになります。
ちょっとこれ分かりにくいんですけど、ゴリゴリ触っていただけるとなんとなくわかってくるんではないかと思います。
そして針を刺す刺入角度は乳様突起の下に潜るような形で突き抜けるように目の方向に向けて刺すような感じです。
そうすると側頭部や目の方に響きが出るとツボ(経穴)にしっかりと鍼が刺入されているということになります。
目のツボ「風池」への鍼の打ち方
はいそれでは、今から柳谷式の風池の刺鍼のビデオ撮影していきたいと思います。
まずですね足を揃えて下さい。
そして、手は少し開く位にして、口と目は半開き程度にしてください。
これが基本的な姿勢になります。
はいそれではただいまより風池に針をしていきたいと思います。
使用する鍼のサイズ
使う針は直径0.20mmの長さ60mm。まあ 3番の2寸。寸6の3番でも大丈夫です。
今日は2寸の3番を使って治療していきたいと思います。
では治療していきます。
消毒します。
これが乳様突起です。
そして胸鎖乳突筋がありますので、乳様突起の後ろの方ですね、ここにゴリゴリとしたものがあります。
ここをぐっと抑えた時にこめかみの方に響きがありますかね?
このゴリゴリの下から目の方向に鍼を打っていきますね。
では針を入れていきます。
どんなですか、目の方とかに響きありますか?
目とか頭の横の方とか来ます?
これが響けばですね、ツボの方にだいたいばっちり鍼があたっていることになります。
これが柳谷式風池の刺し方になります。
以上です。
皆様いかがだったでしょうか。
以上が柳谷式風池の刺鍼方法になります。
皆様方の日々の臨床に応用していただければ幸いです。
ありがとうございました。