鍼灸治療を行うと、次のような症状が出る事があります。
- 以下の症状が出ても何ら害はありませんのでご安心下さい。以下のような症状が出た時は、治療効果が上がっていることを示す反応でもあります。
- 体が疲れたり、だるくなったりする事があります。(湯あたりのような症状)
- 症状が逆にひどく感じられる(痛みがひどくなる)事があります。中には、数日間、痛み・だるさが続き、横にならずにはいられないというような場合もあります。①急性痛で痛みの激しい方は治療により血行がよくなりすぎて逆に痛みが激しく出ることがあります。痛いところに熱感がある時は冷やしたほうが良いのですが、ちょっと判断が難しいので、詳しくはお問い合わせください。②慢性痛の方では、患っている期間が長ければ長いほど筋肉があまりにも緊張し硬くなるので、結果、神経を強く締め付けるために麻痺するので、痛みに対し鈍感になっていることがあります。治療をすると本来の感覚が戻る(健康になる)ために、急な痛みのように苦痛を感じ出すことがあります。②の状態は、初回治療後や二回目の治療後に多いです。かなりの長年の慢性痛では、最初うちは何の変化がないとしても、3~6回目ぐらいにかけてひどい痛みを感じてきたりすることもあります。このような痛みは、その後数回続きますが、それ以降は好転します。しかしながら、ある程度楽になるまでは、良くなったり悪くなったりを繰り返しますが、治療は積み重ねが大事ですので、ご理解ください。①も②も治療の経過上ありえることですので心配はありません。
- 神経痛のような「ピリピリ」する症状が出ることがあります。また、神経に鍼が刺さったのではないかと心配される方もおられますが、例えば、神経痛の治療では神経付近の筋肉を和らげ血行を回復させるために、神経付近に鍼を打ちますが、神経そのものに対して鍼を打つ事はありません。さらに「鍼は細くて柔らかい」ため神経に刺さることは考えにくいといえます。万が一鍼が神経付近にまで近づいた場合は、神経に到達する前に電撃様(触電感)の激しい刺激が生じますのですぐにわかります。神経付近ですら電撃様(触電感)の症状が現れ反射的に筋肉が硬くなりますので、やわらかい鍼をそれ以上神経に向けて刺入しようとしても、電撃様の触電痛と筋緊張のために、それ以上の刺入は不可能となります。そのような時には鍼を少し抜き神経よりちょっと離してあげることで問題は解決いたします。よって、神経に鍼が刺さることはまずありませんので傷つく心配もありません。
- 鈍痛を伴うような違和感を生じる事があります。この鈍痛は、鍼灸の特徴とも言える感覚なので心配ありません。
- 治療により一番痛いところが楽になる事で、今まで感じなかった場所に痛みを感じ出す事があります。(痛みが移動すると表現される方もおられます)。中には、数日間にわたりひどい痛み・だるさが続き、横にならずにはおられないというような場合もあります。このような時には、痛みの出現場所を次々に追跡治療していくことで全体的に良くなっていきます。
- 鍼治療をした直後に、極めて細い毛細血管より内出血し皮膚が「プクッ」と盛り上がることがあります。この時、皮膚の下が青くなることもあります。また、まれに、痛みを伴うこともありますが時期に治ります。尚、太い血管の場合は血管壁が厚いために鍼を刺そうと思っても刺さるものではありあせんので心配ございません。
- 微熱や熱が出る事があります。これは、鍼灸治療により「体に傷をつけて」炎症の一歩手前のような状態を作ることで、組織の修復を促すという自然治癒過程の進行中に見られる事なので心配ございません。
- 気分が悪くなる事があります。鍼灸治療に不慣れで精神的緊張の激しいときに貧血を起こし気分が悪くなることがあります。また、鍼に慣れている方では、副交感神経が過緊張(リラックス効果)し血圧が低下し、また胃腸運動が急に活発になることから胃酸の分泌が増えるなどして気分が悪くなったりすることもあります。これは、一時的であることが多く、すぐにおさまりますので心配ありません。
- 治療後、ふらふら、ふらつく事があります。治療に慣れている方は血圧の低下などにより、慣れていない方は、治療による精神的緊張からの血圧上昇または治療後の精神的緊張から開放される「ほっと」した時などの血圧低下などの原因によりふらつきます。これは一時的であることが多く、すぐにおさまりますので心配ありません。
- これらの症状は、個人差があり、全く出ない人もいます。
- これらの症状が出現した場合、多くは、翌日には楽になりますが、体の反応が敏感な方や、虚弱体質の方、慢性痛や慢性病を長く患っておられる方などの場合は長くて2~4日程続く事もあります。中には、数日間、痛み・だるさが続き、横にならずにはいられないというような場合もあります。
- このような症状が出た場合は、体が治ろうとしている時と理解していただければご安心いただけます。
- このような症状が出た場合は、体が休息を求めている証拠です。そして、その休息をとる事で、本来の痛みや症状の回復が早まります。
- このような症状が出る事で、悪くなったと勘違いされる方がおられますが、実は、その逆です。治る為の一つの反応です。風邪を引いた時に体がだるくなり、動けなくなりますが、あれも、風邪を治す時に起こる反応の一つなのです。治るというのはそういうことなのです。ですから、安心して受診して下さい。
- お灸をすえた後、むくみなどの体調などにより皮膚に水泡ができることがあります。お灸とは、体に「やけど」をさせることにより治す方法です。ですから水泡はできるものでもあるのですが、その水泡を粗雑に扱うと化膿して治りが悪くなる事があります。しかし、灸には打膿灸という方法があり、この方法では、あえて化膿させ、その「うみ」が毒素の排出を促す(古い言い方)というような灸のすえ方をします。水疱の後が化膿した時自然と打膿灸をすえた状態になることがあるのです。化膿の治癒までに時間がかかるものの、かえって痛みの緩和が早まることもありますので、良し悪しですが効果も期待できます。しかし、この状態を皮膚科医などに見てもらった場合、「ひどいやけど」という診断を受けることもありますが、化膿した時は、ねんのために皮膚科を受診したほうがよい時もあります。
鍼灸治療後の生活
- お風呂は、治療後2時間程入らないようにして下さい。
- お風呂に入る前に熱を測って下さい。平熱であれば、入浴しても構いません。
- 上記の症状が出た場合は、早めに休んで下さい。
- 症状が何も出なければ、普通の生活をして下さい。
その他
- 今回の症状に関して、整体(整骨院・接骨院を除く)、カイロプラクテック、骨盤療法、足ツボ・リフレクソロジー等の無免許マッサージを受けている場合、鍼灸治療の妨げとなる場合があります。
- もし、上記の「その他1」の無免許マッサージなどを受けている場合は、保険医療機関での診察をおすすめ致します。
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